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〝ケアびーくる便り”

大和市で、車両と介助で外出の仕事をしている、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ ケア・びーくるの日々のつぶやきブログです。             ホームページ:http://care-vehicle.org/ 
月別アーカイブ  [ 2014年12月 ] 

たとえ足が不自由になっても趣味は続けたい

ケアびーくるは、通院や通所だけではなく、

お稽古や趣味のサークルなどに通われるみなさまのお手伝いもしています。

        

Aさんは30年位前から、脳出血の後遺症を抱えておられ外出時には車いすを使われます。

お元気な頃から油絵を描くことがご趣味のAさんは、

再び絵を描きたい一心で、リハビリに励まれたそうです。


15年前にケアび-くるに入会されたAさんは、ケアび-くるを利用して、

ご自宅近くの学習センタ-へ行き、絵画サ-クルの活動に参加されています。


私たちスタッフは、Aさんが絵画サ-クルに通われるとき、

ご自宅をお尋ねし、サービスは、まず画材など道具の準備や身支度のお手伝いから始まります。

車でセンターに着くと、スタッフは画材を運び、場所を選びイーゼルをセットしたりします。

センターでのサークル活動が終わるころお迎えに行き、再びご自宅までお送りします。




最近では、真夏・真冬を避け、穏やかな季節だけ絵画教室に参加されています。

10月に所属サ-クルのグル-プ展があり、Aさんの作品も3点出品されました。

お花が大好きなAさんは、花を題材に描かれることが多いです。

花

特に「しだれ桜」は30号の力作で、今年の一般公募に入選され、

上野の美術館に展示されたものでもあります。

IMG_0357.jpg


Aさんの作品は色使いがとても明るく素敵なので、ご家族やご友人は、

毎年グル-プ展を楽しみにしていらっしゃいます。


私たちも、Aさんの作品が展示されるのを楽しみにしています。

Aさんからは 「ケアびーくるがなければ、趣味が続けられなかった」と喜んでいただいています。



たとえお体が不自由になられても、絵を描くことを生きがいとされ、

いつも前向きで明るいAさんのお手伝いをしながら、

私たちも、また力強く生きることを教えて頂いたりしています。



アネモネ



[ 2014/12/23 21:47 ] サービス事例 | TB(0) | CM(0)